COLUMNお受験コラム

お受験スーツ選び、間違いない5つのポイント!

より良い幼稚園や小学校をお考えのお子さん・親御さんにとって、最初の試練となるのがお受験。
お母さまは受験の準備や説明会など、いろいろお忙しく、何かと大変だったりすると思います。

ただ、幼稚園や小学校のお受験というのは、お子さんだけでなく、親御さんもしっかり見られているというのも事実です。
まだ小さなお子さんは無限な可能性を持つ存在。それを支える親御さんがどんな方か、日頃暮らしている家庭環境はどういったものか、とそちらに比重が移るのは自然と言えるかもしれません。

そうご存知の方もいると思いますが、幼稚園・小学校受験は「親の受験」とも言われています。
受験準備期間から試験当日までにご両親の果たす役割が非常に大きい試験です。
小学校受験の合否は親の面接で決定すると説明会で明言する小学校もあるほどです。

そこで、お子さんがお受験を控える多くのお母さま方が悩んでいる問題を、取り上げました。

今回のテーマは『服装』。受験当日や説明会などで、「どんな服装をすればいいの?」と、悩まれるお母さまがたくさんおられます。そんなお母さまに、押さえるべき5つのポイントをご紹介していきます。
受験や面接というのは、事前の準備をしっかり行えばちゃんと結果がついてくるものです。ですので、余裕をもって、落ち着いて読んでみてください。

1色は「濃紺」で。

受験の主役は、やはりお子さんです。主役より目立ちすぎないことが第一。
白やピンクなどのスーツを着ていた親御さんを拝見したことありますが、やはり変に目立って浮いてしまっている印象でした。
そうかといって、黒はお葬式などのイメージがあるため、忌み嫌う面接官・先生もおられます。

上記のように考えていくと、「濃紺」がオススメです。
お受験では、まず変な所で印象を悪くしたくないものですよね。
周りのママが殆ど濃紺スーツですので、自分だけ違うと面接でも気後れしてしまうことになるかもしれません。
より多くの面接官・先生に好まれる服装、かつ自分が自信を持って面接に望める濃紺スーツがよいでしょう。

もちろん、黒や他の色のスーツで合格している親御さんもいらっしゃるので、ご家庭・ご自身の価値観で選んで頂いても良いです。

2デザインは「膝が隠れるスカートorワンピース」

まずパンツスタイルは、年配の方の中にはカジュアルな印象を持たれると聞きます。
お受験スーツとしては避けるのが無難でしょう。
そして、スカート丈。短すぎるのも長すぎるのも好ましくありません。
面接の際には椅子に座る機会が多いので、椅子に座った時に膝が丸見えにならないスカート丈のものをお選びください。

本番前に急いでスーツを準備し、目測で合わせても、実際には座った時に膝が隠れないこともありますので、試着を行って、余裕をもって選ぶのがおススメです。

また、主役はお子さんということで、体のラインが出すぎず、生地と同色のポタンにするといった点も押さえておくポイントです。

3素材は「ウール100%」が理想的

面接の待ち時間が長かったり、幼稚園・学校に行くまでの電車や車の時間が長かったりなど、座っている時間が思っているより長いという感想をよく聞きます。そうなると、スーツによってはスカートに座りじわができてしまい、見る人にだらしない印象を与えてしまいます。

お受験スーツは、長時間座っていてもしわになりにくい、ウール100%の素材のものが理想です。

ウールとは、ご存知の通り羊毛から取れる天然繊維です。
この素材の特徴は優れた通気性と保温性ですので、着心地が良いということもあげられます。
もちろん、各ご家庭の予算と相談して、ポリエステル素材のお受験スーツでも問題ありません。

4志望する幼稚園や学校の雰囲気・校風に合わせる

上記3つのポイントを押さえても、お受験スーツにはまだまだいろいろな種類があります。
襟・ポケット・カラーなど、細かに選ぶ点がたくさんあるのです。

そこで、受験する幼稚園や学校の雰囲気に合わせるということが、大事になってきます。
その学校に合格したママ友がいましたら、「どんな服装をしていったか」など聞いてみるのもいいかもしれません。

例えば、厳格な雰囲気の幼稚園や小学校の場合は、首元など肌の露出があまりないクラシカルな装いがベターです。ジャケットの襟はステンカラーやフラットカラー、ショールカラーを選ぶと、清楚な印象になります。

比較的自由な校風であったり、幼稚園・学校の雰囲気などの情報が手に入らないときは、テーラードカラーのジャケットで知的に仕上げたり、あまり主張しすぎない程度のリボンなどで個性を見せたりするのも良いかもしれません。

5何よりも大事、自分のテンションをあげてくれるもの

上記4つは言わばネガティブリストのようなもの。お受験スーツで押さえるべき基本的なポイントです。
とはいえ、お受験スーツといえどもやはりファッションの一つ。
ファッションで一番大切な点を見逃してはいけません。

それは「その服が、あなたに合って、あなたのテンションをあげてくれるか」ということ。
テンションが上がれば、あなたの雰囲気も変わります。
そして、心の内側に自信が芽生えます。
あなたに合ったお受験スーツを着て、自信をもって振る舞えるようになり、ますます周囲からの印象は良くなっていくものです。

そう、最後の選ぶポイントは、ご自身の直感で良いのです。

以上、5つのポイントを紹介いたしました。
お受験スーツというのは、もちろん良いスーツスタイルに変えただけで合格するというものではありません。しかし、スーツというのは私服とは明らかに違う点があります。
それは、「これまでに積み上げられてきた歴史があり、一定のルールがある」ということです。
これを忘れて、正しい着こなしが出来ている方は意外と少ないのです。
ですから、奇をてらう必要もなく、シンプルに着るということが大事なのかもしれません。

せっかくスーツを着るのであれば、信頼感があって、好感を持たれるスーツスタイルであった方がいいですよね。
受験・面接の場面で信頼感を獲得するツールの一つだと考え、事前にしっかりと対策してみてください。お子さんの入学式は、すぐ目の前です。